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人工芝 公開日:2023.06.29
最終更新日:2023.07.19

人工芝をテラスに施工するメリットとは?設置時の注意点も紹介!

モノガーデン渡部

専用庭が付いている集合住宅では、テラスが設けられているところもあります。しかし、テラスの材質は、コンクリートやタイル張りなどが多く、人工芝を使ってもう少しおしゃれにアレンジしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

今回は、主にマンションなど集合住宅に付いたテラスに、人工芝を設置したいときに知っておきたいポイントをまとめました。

テラスに人工芝を敷く3つのメリット

まずは、テラスに人工芝を設置するメリットを3点確認しておきましょう。

窓越しに1年中鮮やかな緑が楽しめる

専用庭が付いているとはいえ、天然芝やガーデニングの植物は冬になってしまうと枯れてしまうもの。なかなか1年中、緑を感じることはできません。

一方で、人工芝を設置すれば、季節を問わず緑を楽しむことができます。緑色は人を穏やかにしたり癒したりする効果があるといわれており、人工芝が窓の外に見えることで家の中がさらにリラックスできる空間になるでしょう。

裸足で遊べて足腰への負担も軽減できる

人工芝はクッション性に優れており、裸足で遊ぶこともできます。一般的にテラスにはコンクリートやタイル、場合によってはレンガや樹脂を使った人工木が使われています。いずれも、裸足で遊ぶには衝撃が大きいといえるでしょう。

選ぶ人工芝にもよりますが、高密度の商品であれば、フワフワとした感触が得られます。子どもやペットが走ったりジャンプしたりしても衝撃を吸収し、足腰の負担を軽減してくれます。万が一転倒しても、固い地面に頭を直接打ち付けることはないでしょう。

手入れが簡単にできる

テラスもお手入れはそれほど大変ではありませんが、汚れやカビ、腐食が目立ちやすいのが難点です。一度汚れが付くと、染み付いてしまうことも。

一方で人工芝は、お手入れが簡単にでき、汚れも目立ちにくい魅力があります。表面に落ちたゴミは、ほうきや掃除機で掃除することが可能。ジュースや食べ物、鳥のフンなど落ちにくい汚れが付いたら、水洗いや洗剤を使用して洗い流すことができます。緑色で芝葉があるため、多少汚れても目立ちにくいといえるでしょう。

テラスに人工芝を施工する際の注意点

テラスに人工芝を敷くメリットが大きい一方で、場合によってはさまざまなトラブルが発生することもあります。ここからは、テラスや専用庭に人工芝を設置するときの注意点を紹介します。

雑草や根をしっかりと除去する

テラスやその周辺に人工芝を設置する場合は、雑草や雑草の根をしっかりと除去することが重要です。とくに、隙間があるテラスであれば、デッキの下から雑草が伸びてくることもあります。

雑草は生命力が強いため、地面から出ている茎や葉を刈り取ってもすぐに生えてきてしまいます。雑草を除去するときは、根が地中に残らないように注意してください。そして、防草シートを設置して雑草が生えるのを防止しましょう。

整地をしっかり行い凸凹をなくす

専用庭も、テラスとあわせて人工芝を設置するのがおすすめです。土の上に人工芝を敷くときは、下地処理を十分に行い、地面の表面に凹凸をなくすことがポイント。雑草や小石を取り除き、水平器を使って、土が平らになっているか確認してください。その上で、転圧機などを使ってしっかりと地面を固めましょう。

スムーズに排水できるよう配慮する

人工芝の弱点は、水が溜まるとカビが生えやすくなる点です。テラスに人工芝を設置するときは、水の流れを阻害しないことが重要。一般的にテラスでは、雨水が自然と排出できるよう勾配や排水用の溝が付いています。水の流れをせき止めないよう、テラスの勾配や排水用の溝の向きに沿って接着剤やテープを貼りましょう。

また、専用庭に人工芝を設置するときは、排水溝や排水口に水を流せるよう、水勾配を取りながら整地を行ってください。

マンションのテラスに人工芝を敷く際のポイント

最後は、人工芝をキレイに敷くポイントや知っておきたい情報をまとめて紹介します。

天然芝を敷いている場合はキレイに剥がす

専用庭の天然芝を人工芝に変えたいという場合は、天然芝を残さないようキレイに除去する必要があります。天然芝が残っていたり、雑草が残っていたりすると、雑草が防草シートや人工芝の下から生えてしまうトラブルの原因となります。

部屋からキレイに見えるよう継ぎ目と芝目の向きを意識する

人工芝には、芝目と呼ばれる芝葉の向きがあります。この芝目の向きを揃えないと、見る方向によっては人工芝の境目がはっきりと目立ってしまいます。また、人工芝同士の境目の芝葉が重なりすぎると、継ぎ目が悪目立ちしてしまいます。最低限、部屋から見てキレイに見える施工が必要です。

風で剥がれないようしっかりと固定する

人工芝は、風で吹き込んでめくれてしまうことがあります。台風や強風の際に吹き飛んでしまうと、ケガをしたり近隣の迷惑になったりします。土の上に人工芝を設置するときは、長めのピンや釘を20~30cmに1本打ち込みましょう。テラスの上は、接着剤や両面テープでしっかりと固定してください。

業者に施工を依頼する場合は管理会社にも相談を

集合住宅の場合、専用庭やテラスは居住者が自由に使える空間ではありますが、共用部分とされているのが一般的。共有部分なので、改造するときは、管理会社や物件のオーナー、またはマンションの理事会の許可が必要となります。賃貸・分譲問わず、勝手に業者に頼んで施工してもらうのはNGです。トラブルを防止するためにも、正しい手順を踏んで設置しましょう。

補足:テラス・バルコニー・ベランダの違い

最後に、「うちってテラス?バルコニー?」という人向けに、混同されがちな単語の違いについて確認しておきましょう。

テラスとは通常「建物1階の屋外スペース」を指す

テラスとは、「台のようになっているところ」という意味で、一般的には1階の屋外スペースの地面よりも一段高くなっている棚状の部分のことを指します。それほど高さはなく、庭と室内の間の部分というイメージです。

ちなみに、屋外のスペースで混同されがちなデッキは、室内の床と同じ高さに作られた空間を指します。室内と同じ高さなので、戸建て住宅などではある程度の高さがあることも。屋外ではありますが、室内の延長として扱われるイメージです。場合によっては、テラスに分類されることもあります。

バルコニー・ベランダは建物からはり出したスペース

続いて、バルコニー・ベランダについて。バルコニーは2階以上で、建物からせり出している部分を指します。大きな特徴は、屋根がない点で、集合住宅なら上層階に多く見られます。そして、ベランダよりも広い傾向があります。

ベランダは、建物からせり出している部分で、屋根付き・柵付きのスペースを指します。バルコニーよりも比較的狭いことが多いです。階層に指定はなく、1階であっても、特徴が当てはまっていればベランダと呼びれることもあります。

テラスに人工芝を敷いて普段の生活に緑をプラス!

人工芝をマンションのテラスに敷けば、メンテナンスフリーで、緑を1年中部屋のなかから楽しめます。人工芝の施工は下地によって適切な施工方法が異なるもの。丁寧に施工しないと水はけが悪くなったり、雑草が生えてしまったりする恐れがあります。まず人工芝を設置できるか管理会社や理事会に確認して、施工はプロの業者に依頼するのがおすすめです。

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