皆さんのご自宅には「人工芝」を敷いている箇所はありますか?
近年ホームセンターなどで簡単に購入ができるため、自宅に人工芝を敷く人が増えてきています。
自宅に人工芝を敷く場所として代表的なのは「庭」ですが、実は庭以外にも自宅内に人工芝を設置できる場所は多々あるのをご存じでしょうか?
その中の一つが「ベランダ」です。
実はベランダに人工芝を敷くことで、さまざまなメリットが発生します。
そこで今回は、ベランダに人工芝を敷くメリットをお伝えしていきます。
ベランダに人工芝を敷くメリット

人工芝を敷くメリットとして以下の4つがあげられます。
- 子供や犬の遊び場になる
- インテリアとしておしゃれになる
- 自然を感じられる
- ウッドデッキを設置して憩いの場になる
一つずつ解説していきます。
子供や犬の遊び場になる
ベランダに人工芝を敷くことで子供や犬の遊び場に変えることができます。
人工芝はクッション性が高いものが多く、寝転がったり転んだりしてもケガを防止することができます。
またコンクリートのベランダを裸足で遊ばせると、足が汚れてしまいますが、人工芝の上であれば問題なく遊ばせることができます。
遊びスペースの空間を作ることができるのは大きなメリットといえるでしょう。
インテリアとしておしゃれになる
ただのコンクリートであるベランダが、人工芝を施工することで一気におしゃれな空間に変わります。
部屋のインテリアにこだわりたい人は、人工芝を敷くことを強くおすすめします。
家の中から見るベランダの印象が一気に変わりますよ。
自然を感じられる
人工芝を施工することで、外に出たら自然を感じることができます。
「人工芝って自然を感じるの…?」と疑問をお持ちの方も多い方と思いますが、しっかりと感じることができます。
また人工芝の上で寝転がると、草原の上で寝てるように非常にリラックスすることができます。
自然を感じることはストレス解消にもつながっていくので、大きなメリットといえるでしょう。
ウッドデッキを設置して憩いの場になる
人工芝の上にウッドデッキを置いたら、自然を感じる素敵な憩いの場が出来上がります。
特にベランダが広い家だと、机などを設置してのんびりパソコンを触るという事も可能です。
人工芝を敷設することで、空間を有効的に使うこともできます。
ベランダに人工芝を敷く際の注意点と選ぶポイント

人工芝と一言で言ってもさまざまな種類が存在します。必ず確認しておかなければならないのは「水はけ」です。
人工芝は人工芝は一般的にプラスチックでできており、水を吸収しません。
そのためベランダのコンクリートと工芝の隙間に水がたまってしまいます。
水はけが悪いと以下のことが発生してしまいます。
- カビの発生
- 高温多湿になり虫が発生しやすくなる
- 人工芝が不衛生になる
このようにならないために水はけがいい人工芝を選ぶ必要があります。
不織布タイプの人工芝がおすすめ
水はけが気になる場合におすすめなのが、不織布タイプの人工芝です。
不織布の人工芝は、水はけがとてもよく、軽量化されており設置もしやすいためおすすめです。
ベランダに人工芝を敷く際の注意点
ベランダに敷く際は、以下のことに注意をして行っていきましょう。
- ゴミや不要な物を片付けてベランダをきれいにしましょう
- しっかりと掃き掃除をしましょう
- メジャーを使いサイズを測りましょう
敷き始める直前に片づけるのではなく、事前に準備をしておくことでスムーズに敷設が可能になります。
併せて、掃き掃除も行っておきましょう。
目に見えなくてもベランダは埃や砂埃が大量に落ちています。
これらが残っていると人工芝の粘着力を弱くしてしまう可能性があります。
最後に大切なのが、ベランダのサイズをメジャーで測ることです。
人工芝はさまざまなサイズが販売されているため、ベランダに合ったものを選ぶ必要があります。
人工芝が大きい場合はカットしなければなりませんし、足りない場合は買い足すか最悪の場合、全面敷設を諦めなければなりません。
サイズをしっかりと測り、適切なサイズを購入していきましょう。
ベランダに人工芝を敷く時に必要なもの
人工芝を敷く際には、主に以下の道具が必要です。
- メジャー
- 人工芝用両面テープ
- 大きめのハサミやカッター
- 目印をつけられるペン
- 清掃道具
人工芝用両面テープは必須アイテム
ベランダに人工芝を敷く際、必ず用意したいのが人工芝用の両面テープです。
他の道具は一般的に家にあるものが多いですが、人工芝用両面テープは専用道具として購入しなければなりません。
「通常の両面テープじゃいけないの?」と思うかも知れませんが、人工芝用両面テープは通常の両面テープに比べると非常に強力に張りつき、人工芝の上で動いてもずれないようになっています。
しかし非常に強力なため、剥がす際は傷が残る可能性があることは理解して敷設を行いましょう。
ベランダに人工芝を施工する手順
施行する手順としては以下の通りです。
- ベランダを掃除する
- 仮置きして必要に応じてカットする
- 床に両面テープを張る
- 両面テープをすべて張ったら剥離紙をはがす
- 端から人工芝を貼っていく
- 貼り終わったらデッキブラシで芝葉を立たせる
敷く際に注意しておきたいのが、排水溝の確認です。
ベランダは、作りとして雨水が排水溝に流れるように、傾斜になっているのがほとんどです。
そのため両面テープで水の流れを邪魔してしまうと、水はけが悪くなり水たまりができやすくなってしまいます。
水の流れを遮らないように、両面テープにスキマを作るなど、敷設時には工夫をしていきましょう。
ベランダへの人工芝施工は事前準備が肝心!
ここまで、ベランダに人工芝を敷くメリットやデメリット、簡単な施工方法をお伝えしてきました。
人工芝をベランダに敷く時に大切なのは、事前準備をしっかりとすること。
道具を揃えることはもちろん、正確に広さを測ったり、水はけを計算することも大事です。
「人工芝を敷いてみたいけど、作業が大変そう…」という方は、人工芝の専門業者に施工を依頼をしてみるのも一つの方法です。
業者に依頼をすれば、手間をかけずに綺麗に人工芝を施工してもらえるため、おすすめです。
もちろん、自分でしっかり準備をして人工芝を敷くのも、DIY好きな方には楽しいものでしょう。
どちらの場合でも、しっかりと準備をした上で、ベランダへの人工芝を検討してみてください。

株式会社モノガーデン施工管理責任者。雑草剥がしから整地、防草シート敷設、人工芝のカット加工に固定まで、人工芝の施工全てをどんな現場も一人でこなす人工芝のエキスパート。