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人工芝 公開日:2021.04.09
最終更新日:2021.11.09

人工芝で雑草対策を行うメリットや施工時のコツをまとめて解説!

モノガーデン渡部
人工芝で雑草対策 メリットと施工時のコツを解説

さまざまなシーンで、下地をあまり気にせず活用できる人工芝。
もちろん、庭などの土の上にも敷くことができます。

さまざまなメリットを持っている人工芝は、土の上に敷くことで「雑草対策」になることをご存知でしょうか。

今回は、雑草対策として人工芝を使用するときに知っておきたい情報をまとめました。

人工芝を敷けば本当に雑草が生えないのか、雑草対策として人工芝を利用するメリット、施工時のコツについて解説します。

雑草対策に人工芝を敷くメリット

人工芝の敷設は、設置部分における雑草の発生を抑制する効果があります。

まずは、雑草として人工芝を敷くメリットについて紹介します。

土の表面を覆うため日光を遮る

植物は日光がないと成長できません。

そのため、人工芝を敷くことで日光を遮ることができれば、雑草の発生を抑制できます。

害虫がつかないため種子が運ばれにくい

人工芝は合成樹脂でできており、天然芝のように害虫がつかない特徴があります。

害虫が寄りつかないことで、虫によって雑草の種子が運ばれることがありません。

また、害虫を狙う鳥などの小動物のフンにも雑草の種子が含まれることもあり、虫がいなければ鳥による種子の持ち込みも抑制できるでしょう。

除草剤を使用できる

人工芝は植物ではないため、除草剤を使用することができます。

天然芝は植物なので、雑草の除去に除草剤を使用すると、芝まで殺してしまうことになります。

除草剤の効果は一定期間しか続きませんが、除草剤を使用できると、雑草が生えたとしても除去が簡単になります。

人工芝を敷いても雑草が生える場合がある原因

人工芝を施工しているイメージ写真

人工芝はたしかに雑草対策として効果がありますが、人工芝を敷いたからといって全く雑草が生えなくなるわけではありません。

ここでは、人工芝を敷いても雑草が生える原因についてみていきましょう。

人工芝の仕様

そもそも人工芝の防草効果は限定的なものです。
これは、人工芝そのものの仕様が関係しています。

人工芝には水を通すための透水穴が開いています。
ジョイントタイプの場合は、つなぎ目には多少の隙間があります。

また、人工芝の寿命は7~10年といわれており、使用する環境によってさらに短い可能性も。
経年劣化した人工芝の裏地は薄くなったり、破れたりするケースも見受けられます

このように、人工芝を正しく施工したとしても、雑草が生えることあるのです。

下地の雑草除去が甘かった

下地の雑草除去が甘いと、人工芝のあいだから雑草が生えることがあります。

生命力の強い雑草は、根っこが残っていればそのまま成長して元通りになります。

雑草は水と日光があればすぐに成長するため、人工芝の隙間をぬって雑草が成長する可能性は十二分にあります。

種子が飛来して発芽する

しっかりと下地の雑草を除去したとしても、外から雑草の種が飛んできたり、動物のフンで運ばれたりして、雑草が成長してしまうこともあります。

屋外である限り、種子の飛来を予防することはできません。

透水穴の中に入ってしまえば、雑草が生えてしまう原因となるでしょう。

雑草を防ぐための施工時のコツ

雑草の発生を完全に防ぐことはできませんが、施工時に注意することで雑草が生えるリスクを下げることができます。

ここでは、人工芝を施工するときのコツについて解説します。

雑草は根元からすべて除去する

先述のとおり、雑草の根は少しでも残っていると雑草が増える原因となります。
人工芝を敷くまえには、下地の処理を十分に行いましょう。

種類にもよりますが、雑草の葉に再生力はないため、葉が残っていても再度雑草が生えてくる可能性は低いものです。

しかし、根っこが土の中に残ると、もう一度生えてくる可能性は高くなります

人工芝を敷くときは、雑草を抜くだけでなく、土を耕し、ふるいにかけて残った根っこや石を取り除きましょう。
除草剤を使って、しっかり雑草を枯らしておくのもおすすめです。

防草シートを敷く

防草にとくに効果を発揮するのが、土と人工芝のあいだに敷く防草シートです。

防草シートは雑草の発芽・成長に必要な光を遮ることができるため、たとえ雑草の根っこが残っていたり、種子が飛来したりしても雑草の発生を防ぐことができます。

もちろん、防草シートに隙間があったり、穴が空いたりするとその隙間から雑草が生える可能性はあります。
しっかりと光を遮断できるシートを使うことが重要です。

雑草対策に重要な防草シートの選び方

防草シートのイメージ写真

最後は、雑草対策として人工芝を敷設するときの重要アイテム「防草シート」の選び方について、ご紹介します。

不織布シートがおすすめ

防草シートには、おもに織布シートと不織布シートの2種類があります。

織布シートは、繊維を縦横に織った生地を使用したシートで、安価な点が魅力です。
ただし、繊維と繊維のあいだに隙間ができやすく、雑草がシートを突き抜けて成長するケースがよく見られるため、あまりおすすめできません。

不織布シートは、繊維を織らずにより合わせたシートで、隙間ができにくく、雑草が突き抜けて生えても穴が広がりにくい特徴があります。

人工芝の防草シートには、できるだけ不織布シートを使用しましょう。

長く使用したいなら耐久性が高いものを

防草シートも経年劣化するため、古くなってくると穴が空いたり、雑草が突き抜けて成長したりしやすくなります。

そのため、できるだけ分厚く、耐久性が高いものを選びましょう。

分厚いほど遮光性能も高くなるため、雑草の成長を抑制できます。
ただし、遮光性能に優れている場合は、それほど厚みにこだわらなくても構いません。

処分に手間をかけたくないなら生分解性のあるものを

庭一面に人工芝を敷く場合、人工芝はもちろん防草シートも多量に用意しなければなりません。

また、防草シートには寿命があるため、貼り直す場合は撤去が必要です。

処分にはある程度の手間がかかるため、生分解性されて自然になくなる防草シートを利用すれば、その手間を省くことができます。
生分解性できる防草シートは環境にも優しいため、一考の余地はあるでしょう。

人工芝で雑草対策するならプロに依頼するのがおすすめ

人工芝はしっかりと施工すれば、高い効果が期待できる雑草対策となります。

しかし、施工が甘いと雑草が生えてくる可能性があるため、雑草を生やさないよう十分に対策したい場合は、プロに依頼するのがおすすめです。

下地の準備から防草シート張り、人工芝の敷設まで、すべて任せることができます。

雑草対策に人工芝を敷きたい場合は、業者への依頼とDIYの両方で検討し、目的や予算に合わせてより適した方を選びましょう。

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