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人工芝 公開日:2023.04.19
最終更新日:2023.04.19

人工芝を敷いても虫がわく原因にはならない理由と勘違いされる原因

モノガーデン渡部

人工芝の設置を検討している人のなかには、「人工芝を敷くと虫がわく」という話を聞いて、設置を迷ってしまったり、心配になったりしている人もいるのではないでしょうか。

実は、人工芝自体に虫がわくことはありません。
ただし、人工芝を正しく設置できていなかったり、管理が不十分だったりする場合は虫が発生することもあります。

今回は、人工芝に虫がわかない理由と、虫がわくと勘違いされる理由、虫がわかないようにする対策について紹介します。

人工芝が虫の発生の原因にならない理由

まず、人工芝の設置が虫の発生につながらない理由は、下記の3つです。

  • 人工芝を敷くことで雑草がなくなる
  • 防草シートを敷くことで光が地面に届かなくなる
  • 人工芝に適した地盤作りを行うことで湿気がなくなる

「虫がわくかも」と心配している人は、人工芝に虫がわくことはないので安心してください。

人工芝を敷くことで雑草がなくなる

虫がわく大きな原因は、植物が虫の食べ物や生活できるスペースとなることにあります。
しかし、通常土の上に人工芝を敷くときにはしっかりと防草処理をするため、長期間敷きっぱなしなっても雑草が生えなくなります。

また、人工芝は合成樹脂、つまりプラスチックでできているので、虫がつくことはありません。
よって、人工芝にすることで、雑草が生えることもなければ、植物につく害虫がわくこともないのです。

防草シートを敷くことで光が地面に届かなくなる

多くの生物は太陽の光がある環境を好みます。
土の上に人工芝を設置する場合、防草処理としてまず防草シートを設置して日光を遮断します。
そのため、人工芝を敷くことで、虫がわきにくい状態を作ることができます。

太陽の光は雑草にとっても必要不可欠な存在。
日光をしっかりと遮断することは、雑草が生えなくなり、虫がわきにくくなることにもつながっています。

人工芝に適した地盤作りを行うことで湿気がなくなる

人工芝を敷設する際に、とくに重視される点が地盤作りです。
土の上に人工芝を敷くときは、雨が降ってもしっかりと水を排出できるように、水はけの良い地盤を作ります。

場合によっては、砂利などで排水層を作ることもあり、人工芝を設置することで地面の通気性がよくなります。
結果的に、ジメジメとした環境を好むムカデやダンゴムシなどの虫がわきにくくなるのです。

人工芝で虫がわくと勘違いされてしまう原因

一方で、「人工芝を敷いたら虫がわいた!」という声も聞かれます。
虫がわかない環境になっているはずの人工芝で虫が見られるのはなぜなのでしょうか。

考えられる可能性は下記の3つ。

  • 整地が甘かったり防草シートが適切に施工されていなかったりと施工に不備があった
  • 水はけ対策が適切にされていなかった
  • 人工芝に落ちた落ち葉・土・砂・食べ物の掃除をしていなかった

それぞれのケースについて、具体的に原因を解説します。

整地や防草シートの施工に不備があった

土の上への人工芝の敷設では、しっかりと防草処理をするのが基本です。
しかし、整地が甘かったり、防草シートを正しく施工していなかったりすると、防草処理が不十分となり雑草が生えてきます。

先述のとおり、植物があると虫の生活しやすい環境が整います。
施工の不備によって雑草が生えてしまっている場合は、人工芝ではなく雑草に虫がわいている可能性が考えられるのです。

水はけ対策が適切にされていなかった

地盤の水はけ対策は、地面の状態や土の性質によって変える必要があります。

適切に水はけ対策がされていない地面の場合、水を上手く排出させられないため、雨が降る度に地面の上に水たまりができたり、ジメジメとした環境を作ったりします。
結果的に、湿気の多い地面がカビや湿気を好む虫を発生させてしまうのです。

人工芝に落ちた落ち葉・土・砂・食べ物の掃除をしていなかった

虫は枯葉や枯草、虫の死骸やフンなど食べ物となる有機物のある場所で生活します。
整地や防草処理を適切に行い、雑草が生えていない場合でも、人工芝の上に落ち葉や土、砂がある状態のままだと虫がわく可能性はあります。

また、人工芝の上で食事をすると、食べ物を落としたり飲み物がこぼれてしまったりすることがよくあるもの。
この場合も丁寧に掃除をしないと有機物が残ってしまい、アリなどの虫がわく原因になることがあります。

人工芝で虫をわかせないための3つの対策

人工芝自体には虫がわかないものの、施工やメンテナンスによっては虫を発生させてしまう可能性はゼロではありません。
そのため、人工芝を設置・管理するときには、虫を寄せ付けないための対策を講じておきましょう。

定期的に掃除をして落ち葉・土・砂・食べ物を取り除く

人工芝は、天然芝のように大掛かりで労力のかかるメンテナンスは必要ありません。
しかし、定期的に人工芝の上にあるごみはきれいに取り除いておきましょう。
とくに、虫の食べ物となり得る落ち葉や土・砂、食べ物などは要注意。

大きなごみはほうきで掃き、小さなごみは掃除機で吸い取ってください。
食べ物や飲み物は残らないよう、汚れがひどい場合は食器用洗剤などを使ってきれいにするのがオススメです。

人工芝を敷く前に地盤作りをしっかり行う

人工芝の敷設の際は、必ず適切な地盤作りが必要です。
吸水性のある砂を入れたり、地面を平らにならしたりして、地表に水が溜まらないようにしてください。

ジメジメするとカビが生えると虫だけでなく、悪臭や健康への影響も気になります。
現在の地面の状態からどのような施工が必要になるのか分からないときは、プロに相談して適切な対応をお願いしましょう。

水勾配を取って排水を意識して施工を行う

整地をするときは、水はけの良い土壌を作るだけでなく、水の流れを作ることが重要です。
水勾配を取って、水が排水溝や排水口に流れるよう施工を行いましょう。

ただし、ただ単に地面を斜めにすればいいというわけではありません。
盛った土は雨で流れたり沈み込んだりしてしまうため、しっかりと固める必要があります。
こちらも素人では難しい施工となるため、プロに頼むのがオススメです。

人工芝に虫がわくのが心配な場合は…

人工芝は適切に施工すれば、庭に敷いても虫がわく原因になることはほぼありません。
しかし、整地が甘かったり、水はけ対策がされなかったりする理由で虫が発生することはあり得ます。

そのため、地盤作りを丁寧に行い、防草シートを敷き、水はけ対策をしっかり行って虫の発生を防ぎましょう。
整地や水はけ対策、雑草対策は人工芝の設置でもっとも重要な部分といえます。
不安な場合はプロの施工業者に依頼するのが安心でしょう。

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